オリックス:米ヘッジファンド事業を拡大-運用資産5年で2兆円に

オリックスは米国のヘッジファンド 事業を拡大する。世界的な低金利による運用難を背景に、特殊なノウハ ウを駆使するヘッジファンドへの投資家の需要が高まるとみており、こ のたび買収を決めた独立系ファンドを軸に、運用資産残高を5年以内に 現在の2倍以上の2兆円規模まで増やす計画だ。

オリックスは20日、米ファンド運営会社「マリナー・インベスト メント・グループ」株式の過半数を約150億円で買収すると発表した。 オリックス米現地法人のジェームズ・トンプソン社長(55)は、インタ ビューで「世界的な低金利のおかげで年金資金などがこれまで以上にヘ ッジファンドに流れている」と事業拡大に意欲を示した。

米国では銀行に自己勘定取引を禁じた規制強化を受け、銀行系ヘッ ジファンドの売却や人材流出などが目立ち始めている。オリックスでは 米でのこうした業界再編もマリナーの資金獲得につながるとみて、今回 の買収に踏み切った。7-9月のヘッジファンドの資金純増額は約1兆 5500億円と金融危機前の2007年末以降で最大を記録している。

マリナーの現在の運用資産残高は約9500億円。トンプソン氏は運 用方針として、「これまでの債券中心の運用に加え、株式関連の新商品 も提供していく」と述べた。オリックスは1981年に米国現法を設立し て米市場に本格参入。2006年以降は投資銀行や債権回収会社を買収する 一方でリースから撤退するなど急速に事業の再構築を進めている。

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