全日空の伊東社長:羽田国際線の予約7割確保-国際線開設(Update1

国際航空連合スターアライアンス加 盟の全日本空輸の伊東信一郎社長は21日、羽田空港新国際ターミナルで 会見し「羽田国際化の当面の予約状況は7割程度埋まっている」と述べ 羽田発着の国際線の予約状況が高水準で好調に推移していることを明ら かにした。同時に自社便の成田国際空港発着の予約には影響が出ていな いとし、全体としての旅客需要の拡大に成功しつつあるとの認識を示し た。

羽田空港はこの日、新国際線ターミナルを開業した。伊東社長は、 羽田の国際化が実現したことについて「悲願であり、喜んでいる」とし た上で、数年後には利用者増により羽田国際ターミナルも手狭になるた め、将来の国際線ターミナル拡張を見据え、一段の路線拡大やサービス 拡大に対して意欲を示した。

ライバル社との競争においては「ネットワークや乗り継ぎの利便 性、機内サービスなどで勝負をする」として、価格競争を可能な限り 回避しつつ、将来激化するアライアンス間の競争に備えた力を養いたい との考えを示した。

全日空は、首都圏空港について羽田と成田の両空港で重層的に国内 線、国際線に対応するデュアルハブ構想を掲げ、国内線のみならずアジ アと欧州と北米を結ぶハブ機能を強化したネットワークキャリアとして スターアライアンスのメインプレーヤーとして存在感を高める方針だ。

国際ハブ機能を提供

来日中のスターアライアンスのヤーン・アルブレヒト最高経営責任 者は、同日の会見で「今後、スターアライアンスは国際的なハブ空港と しての機能を羽田空港でも提供する」と自信を示した。

羽田空港の拡張・国際化を受け、全日空は31日から開設する羽田- ロサンゼルス、ホノルル、シンガポール、バンコク、台北線の国際定期 便の新5路線と既存路線を合わせ計9路線運航する。

スターアライアンスの加盟キャリアもそれぞれ羽田国際化に対応す る。シンガポール航空は、シンガポール線、タイ国際航空はバンコク線 を開設。エアカナダは、来年1月にバンクーバー線を開設しネットワー クは一段と拡充する見通し。これによりスターアライアンスは、冬季ダ イヤでは最大で羽田国際線の約4割を占めることになる。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE