中国の追加利上げ:来年2回以上、年内は見送り-ブルームバーグ調査

中国人民銀行(中央銀行)は次回 の利上げを2011年まで見送り、来年にはインフレ抑制のため少なくと も2回の利上げを実施する。ブルームバーグが行ったエコノミスト調 査ではこうした見方が優勢だ。

ブルームバーグ・ニュースが21日に行ったエコノミスト調査では 17人中12人が、人民銀は年内、政策金利である1年物貸出基準金利 を現行の5.56%に据え置くと回答した。また12人のうち8人は、同 金利が11年末までに少なくとも0.5ポイント引き上げられるとみてい る。野村インターナショナルは最も積極的な利上げを予想しており、 来年1ポイントの引き上げを見込んでいる。

野村で日本を除くアジア担当のチーフエコノミストを務めるロバ ート・サバラマン氏は香港での21日のインタビューで、「インフレが 引き続き問題となるリスクがあり、これを理由に来年4回の利上げが あると予想している」と説明。「行政措置は有効性を失い始めている」 とも指摘した。

中国当局はこの1カ月間で、07年以来となる利上げを発表し、大 手行にとっては今年4回目となる預金準備率の引き上げを実施した。 また資金が流入する中で資産バブルが発生するのを防ごうと、人民元 相場の上昇加速を容認した。

ロイヤル・バンク・オブ・カナダ(RBC)の新興市場担当スト ラテジスト、ブライアン・ジャクソン氏(香港在勤)は21日のインタ ビューで、「中国当局が自国経済の安定維持のため、依然としてやるべ きことが多いのは明らかだろう」と指摘。11年1-3月(第1四半期) の追加利上げの可能性が高まっているとの見方を示した。

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