ブラジル株:3週間ぶり安値、原油相場の下落と金利先高観で

21日のブラジル株式市場では、指 標のボベスパ指数が反落し、3週間ぶり安値を付けた。商品価格の下 落が響いたほか、9月の同国失業率が統計開始以来の最低となったこ とで、中銀が利上げにより景気の沈静化を図るとの見方から売りが優 勢となった。

原油相場の下落を受け、ブラジル石油公社(ペトロブラス)は昨 年1月以来の安値を記録。MRVエンジェニャリア・エ・パルチシパ ソンエスは5営業日続落し、不動産株の下げを主導した。金利上昇は 住宅ローンの伸びを抑制すると懸念された。サンパウロ証券取引所を 運営するBM&Fボベスパを中心に金融株も下落。海外投資家による 利付き証券投資への金融取引税率引き上げに絡んで、先物市場への取 引についても税逃れの抜け穴をふさぐ措置を政府が講じたことが売り 材料となった。

ボベスパ指数は前日比1.1%安の69652.10。同指数構成銘柄のう ち値下がりは40銘柄、値上がりは27銘柄。BM&Fボベスパ小型株 指数は同0.3%高の1395.86。通貨レアルは1.1%安の1ドル=1.6968 レアル。

9月のブラジルの失業率は6.2%と、政府が統計を開始した200 2年3月以来の最低に低下。同国の金利先物12年1月限の利回りは7 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の11.34%となり、 トレーダーらの金利先高観測を示唆している。

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