IMF調査局長:G20の財務相は通貨政策で協調する必要ある

国際通貨基金(IMF)の調査局 長、オリビエ・ブランシャール氏は、資本規制や外貨準備の積み増し を実施する新興市場国が過度に多くなる事態を回避するため、20カ 国・地域(G20)の財務相らが通貨政策で協調する必要があるとの見 方を示した。

中国などは介入によって通貨上昇を抑え、米英などは金融緩和の 可能性を議論するなど各国がそれぞれに成長加速に向け為替相場の抑 制を目指すことが懸念されるなか、22、23両日に韓国・慶州でG20 財務相・中央銀行総裁会議が開かれる。

ブランシャール氏はチリの首都サンティアゴで記者団に対し、新 興市場国通貨の上昇は世界的な経済再編の一環だと説明。世界経済が リセッション(景気後退)から回復する中で、途上国は国内需要を喚 起する方法を模索する必要があると述べた。一方、米国は輸出の拡大 に努めており、米消費者の支出は減っているとした。

ブランシャール氏は「この不均衡是正を認めることをG20の目標 にすべきだ」と述べた上で、「重要な点は、世界が完全に回復するため には、新興市場国のすべてとはいわないが、平均的に見て通貨の上昇 が必要ということだ」と指摘した。

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