米アマゾン:10-12月の利益、市場予想を下回る見通し

インターネット通販最大手、米ア マゾン・ドット・コムは、10-12月(第4四半期)の営業利益につい てアナリスト予想を下回る見通しを示した。新しい倉庫への投資増加 と電子書籍端末「キンドル」のマーケティング強化に伴う利益率の低 下が背景。

アマゾンの21日の発表資料によると、営業利益は3億6000万- 5億6000万ドル(約290億-460億円)となり、売上高は120億-133 億ドルとなる見通し。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均 では、営業利益は6億2160万ドル、売上高は122億ドルと見込まれて いた。

ジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)は、テレビや衣料品、 自動車部品など取扱商品の拡大に対応し倉庫への投資を増やしている。 また、キンドルの販促でテレビCMの活用を強化するとともに、低価 格版を発売したため収益性が悪化した。

BGCパートナーズのアナリスト、コリン・ギリス氏は「キンド ルの値下げは販売台数にはプラスだが、利益率にはプラスにならない」 と指摘した。

この日発表した7-9月(第3四半期)決算は、純利益が2億3100 万ドル(1株当たり51セント)と、前年同期の1億9900万ドル(同 45セント)から増加した。売上高は前年同期比39%増の75億6000 万ドル。アナリスト予想では、1株利益は48セント、売上高は73億 7000万ドルと見込まれていた。

アマゾンの株価は決算発表を受けた時間外取引で一時5.2%下落 した。通常取引終値は164.97ドルで、年初来では23%高。

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