【個別銘柄】日立、コマツ、三菱鋼、その他金融、東精密、サンワテ

きょうの日本株市場で、株価変動 材料の出た銘柄の終値は以下の通り。

日立製作所(6501):前日比2.9%高の357円。デジタル家電向け 高機能材料などが堅調で、4-9月(上期)の連結営業利益は2000 億円超(従来予想1700億円)になったもよう、と22日付の日本経済 新聞朝刊が報道。数値はブルームバーグ・データにあるアナリスト5 人の予想平均値1814億円を上回り、業績期待から買いが優勢となった。 会社側は、「当社として決定・公表したものではない」とコメント。

コマツ(6301):1.2%高の1970円。建機最大手の米キャタピラー は21日、新興市場向け需要の強さから2010年通期の1株当たり利益 を3.8-4ドルの見込みと、従来計画の3.15-3.85ドルから上方修正 した。為替の落ち着きなどで日本企業の業績動向に目が向く中、業界 環境の好転を見込む格好で午後にじり高歩調をたどった。

三菱製鋼(5632):11%高の183円。建機・自動車業界の業績回復 を受け主力の特殊鋼鋼材事業が想定より伸び、今期(11年3月期)の 連結純利益は従来予想を8億円上回り、28億円になる見通しと21日 に発表した。前期は2億7600万円の赤字。収益上振れを評価する買い 圧力が増した。

その他金融株:東証1部33業種でその他金融業指数は3.3%高と 上昇率1位。アコム(8572)が4.2%高の909円、オリックス(8591) が4.1%高の7290円、クレディセゾン(8253)が3%高の1185円な ど。クレディ・スイス証券は21日付で、「Google検索トレンド が示す過払い請求の現状」とするリポートを作成。同データからは、 過払い請求の増加は一時的にとどまりそうとの予測を示した。

東京センチュリーリース(8439):6.3%高の1132円。市場金利低 下による資金原価の低減、企業倒産の沈静化による信用コスト減少な どで、今期(11年3月期)の連結純利益予想を従来比10%増の215 億円に上方修正した。午後の取引開始時の公表とともに急伸した。

東京精密(7729):3.9%高の1073円。アジアの新興国などで半導 体製造装置や計測機器の販売が好調で、4-9月(上期)の連結純利 益は従来予想比29%増の22億円になったもよう、と21日に発表。業 績上振れを評価した買いで、3日ぶりに反発した。

長谷工コーポレーション(1808):1.5%高の69円。4-9月(上 期)の連結営業利益は従来予想の95億円を上回り、前年同期比45% 増の108億円になったもようと21日に発表。工事原価圧縮による完成 工事利益率の改善に加え、一般管理費の削減も寄与した。

アツギ(3529):7.4%高の102円。午後1時に発表した4-9月 (上期)決算は、ベーシック品を中心とした靴下部門の低調で連結営 業利益は前年同期比3%減ったが、純利益は57%増の6億8900万円 と拡大。また発行済み株式総数の1.63%に当たる300万株、金額で4 億円を上限に自社株買いを行う方針も示し、午後一段高となった。

サンワテクノス(8137):12%高の508円。重点施策に掲げるクリ ーンエネルギー等環境事業分野、ロボット等省力化分野、介護・医療 分野など成長市場への注力や業務効率化努力が奏功し、11年3月期の 連結営業利益予想を従来の15億2000万円から22億5000万円に増額 修正する、と21日に発表。前期は2億8500万円の赤字で、業績改善 を評価する買いが先行し、東証1部の上昇率2位だった。

タツタ電線(5809):2.7%高の189円。電子材料需要の急増で4 -9月(上期)の連結純利益は従来予想比8倍の4億円になったもよ う、と21日に発表。売上高は従来計画に0.6%届かなかったとしてお り、収益性の向上が評価された。

澤藤電機(6901):5.9%高の180円。アジアや北米向けの電装品 販売が伸びたことなどで、4-9月(上期)の連結純利益は従来予想 比4倍の2億200万円になったもよう、と午後2時30分に発表。取引 終盤にかけ買いが膨らんだ。

マクロミル(3730):4.3%高の12万3000円。7-9月(第1四 半期)の連結営業利益は前年同期比5割増の6億円弱になったもよう、 と22日付の日経新聞朝刊が報道。8月に経営統合したヤフーバリュー インサイト(YVI)の売り上げ寄与額は8億円前後、ネット調査も 好調に推移し、連結売上高が同6割増の28億円前後になるという。

三浦工業(6005):3.8%安の1888円。小型ボイラーなどが不振で、 11年3月期の連結純利益予想を従来比23%減の31億円に下方修正す る、と21日に発表。業績悪化を懸念した売りが膨らんだ。

日立造船(7004):3.5%高の118円。持分法投資利益の改善など により、4-9月(上期)の連結純利益は従来予想比87%増の56億 円になったようだ、と21日に発表。利益水準の上振れが好感された。

NECキャピタルソリューション(8793):5.9%高の1030円。再 リースや手数料の収入が前回予想より伸長、販売費・一般管理費は見 込みを下回り、4-9月(上期)の連結営業利益が従来予想の34億円 から上振れ、59億円になったもようと21日に発表したことを受けた。

愛知製鋼(5482):4.2%高の445円。11年3月期業績の上振れ見 込みに加え、新製品の電子コンパスが将来的な業績けん引役になる期 待もあるとし、クレディ・スイス証券は21日、投資判断「アウトパフ ォーム」で新規に調査を開始した。良好な収益環境が続くと見られた。

宇部興産(4208):2.6%高の200円。4-9月(上期)の連結営 業利益は従来予想の120億円を39%上振れ、167億円になったようだ、 と21日に発表。ナイロン原料やリチウムイオン電池材料などが好調に 推移していることが好感された。

SBIベリトランス(3749):4%高の3万8900円。発行済み株 式総数の1.46%に当たる2500株を上限に、自己株式の取得を行う。 需給好転を見込む買いが入った。

MrMax(8203):7.7%安の263円。天候不順の影響などで4 -6月の販売が不振だったことから、11年3月期の純利益予想を従来 比83%減の5000万円に下方修正した。前期実績は8億9100万円。

サクサホールディングス(6675):4.6%高の115円。納入や加工 受託などが増加、経営基盤の強化による利益改善効果もあり、11年3 月期の連結経常利益予想を従来比83%増の11億円に上方修正する、 と21日に発表した・

日本バイリーン(3514):2.5%高の405円。上期に自動車関連事 業が順調に推移したほか、持分法投資利益の上積みなどから11年3月 期の連結純利益は従来予想比24%増の23億円の見通し、と21 日に発 表。年間配当も1株当たり12円から14円に増やすとし、利益水準の 高まりと株主還元姿勢が好感された。

亀田製菓(2220):2.2%高の1700円。競争激化に伴う販売促進費 などの増加で、4-9月(上期)の連結営業利益は従来予想から42% 下振れたもようと発表したが、発行済み株式総数の4.61%に当たる 100万株を上限に、自己株式の取得を行う意向も示し、買い主体の登 場で株価の下値不安が和らいだ。

DIC(4631):1.4%高の149円。金利低下による支払い利息の 減少と、固定資産処分等の特別損失が従来計画を下回ることから、4 -9月(上期)の連結純利益は120億円と計画の80億円を上回ったも よう、と21日に発表。利益水準の向上が評価された。

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