世界のコメ供給:米国など主要輸出国の在庫減で逼迫へ-国連FAO

世界の主要コメ輸出国のコメ在 庫が来年減少し、世界の供給が逼迫(ひっぱく)するほか価格が下支え される可能性が高いとの見通しを、国連が示した。

国連食糧農業機関(FAO)のシニアエコノミスト、コンセプシオ ン・カルペ氏は20日の電話インタビューで「危険な状況になるのは来 年だろう」と予想。「米国は生産見通しを引き下げる可能性が高く、主 要輸出国の在庫は今年より逼迫した状態になるとみられる。今年は大量 に輸出するだろう」との見方を示した。

タイやベトナム、パキスタン、米国、インドのコメ輸出は世界の約 8割を占める。米農務省が8日発表した見通しを基にブルームバーグが 算定したところによると、これら主要国の輸出は今年、前年比8.4%増 の2470万トンとなる見込み。

パキスタンとタイでの洪水被害や米国での乾燥した天候によるイー ルド(単収)の減少、台風の影響でフィリピンの収穫高が落ち込んだこ とから、シカゴのもみ付きコメ先物相場は今年の安値である100ポンド 当たり9.55ドルを付けた6月30日以降、51%高騰している。

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