住友大阪株反発、米投資顧問が保有率6.17%に増加-4期ぶり増益へ

セメント大手の住友大阪セメント 株が一時、前日比8.4%高の155円と急反発。過去2カ月あまり、米 投資顧問が同社株を市場で買い増していたことが21日に分かった。収 益好転への期待も強く、買いの勢いが増す中、800万株を超えた出来 高は7月9日の918万株以来、約3カ月ぶりの高水準に膨らんだ。

米投資顧問大手のトレードウィンズ・グローバル・インベスター ズ(米カリフォルニア州)が関東財務局に提出した変更報告書(大量 保有)によると、10月14日時点での同社の住友大阪株の保有比率は

6.17%となり、前回(5.06%)から1.11ポイント上昇した。8月半ば 以降、13回にわたり市場で同社株を買い付けた。

住友大阪IR広報担当の不殿東久氏によると、トレードウィンズ 側からは定期的に同社の事業状況などについて問い合わせを受けてお り、通常のアナリスト取材の範囲内との印象を持っているという。ま た、増配やリストラなどの経営提案を受けたことはない、とした。

4-9月(上期)決算の発表予定日は11月5日。当日、東京証券 取引所内で記者会見を行うほか、8日にはアナリストや投資家向けの 説明会を開く。これまで、海外IR(インベスターズ・リレーション ズ)や個人投資家向け説明会を実施した経験はなく、「弊社ホームペー ジなどを通じて、業績内容などを粛々と適時開示していきたい」と不 殿氏は話した。

会社側の現時点での今期(2011年3月期)連結営業利益予想は、 前期比38%増の42億円で、4期ぶりに増益転換する見込み。国内セ メント生産能力の削減など事業構造改革の成果が出始めている上、新 興国向けセメント輸出の拡大が背景だ。同社株を担当するアナリスト 7人の同予想値の平均は47億円となっている。

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