米ゴールドマン、バフェット氏への50億ドル返済を検討-関係者

米ゴールドマン・サックス・グ ループは、著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米保険・投資 会社バークシャー・ハサウェイから受けた出資について、返済を検討 している。ゴールドマンの計画について詳しい関係者が明らかにした。

関係者が匿名を条件に述べたところによると、ゴールドマンは返 済にあたり米連邦準備制度理事会(FRB)の承認を得る必要がある ため、ごく近い将来に実行される公算は小さい。関係者はゴールドマ ンが既に承認を求めて申請したかどうかについて明言を避けた。返済 の可能性については米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ) が21日に報じていた。

ゴールドマンは2008年9月15日のリーマン・ブラザーズ・ホ ールディングス破たんの後に市場が大混乱に陥った際、バークシャー から50億ドル(約4050億円)の出資を受けた。バークシャーの出 資は市場を安心させ、ゴールドマンがその翌日に実施した57億 5000万ドルの増資への誘い水となった。

ロイド・ブランク ファイン最高経営責任者(CEO)は繰り返 し、08年9月23日に発表されたバークシャーからの出資は、ゴール ドマンが政府支援を必要とはしていなかったことの証拠だと論じてい る。

関係者によると、ゴールドマンはバークシャーに対し発行した優 先株を買い戻して償却し、より低コストの資本で置き換えたい考えだ。 また、バークシャーに資金を返済することで、ゴールドマンの幹部が 保有する自社株の90%を売却せず保持する約束も無効にできる。ゴ ールドマンとバークシャーの広報担当者はコメントを控えた。

バークシャーが持つゴールドマン優先株の固定配当率は年10%。 配当支払いのコストは年5億ドルとなる。関係者は、ゴールドマンは 9月末時点に1730億ドルの現金および流動資産があったとし、この 一部を使ってバフェット氏に返済することができると述べた。

バークシャーが保有しているのは永久優先株で、10%のプレミア ムを付けていつでも償還できる。バークシャーはゴールドマンの普通 株50億ドル相当を1株当たり115ドルで購入する権利(ワラント) も得ている。ワラントの期間は5年。

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