豪ドル、対米ドル等価まで2セント以内に迫る-米金融緩和拡大観測で

【記者:Ron Harui、Monami Yui】

10月21日(ブルームバーグ):21日の外国為替市場で、オースト ラリア・ドルは対米ドルでのパリティー(等価)まで2セント以内に 迫る水準で取引されている。米連邦準備制度理事会(FRB)の金融 緩和拡大観測を受け、米ドルが売られている。

豪ドルは対円で、5月以来の高値まで2円以内の水準となった。 アジア株が上昇したほか、中国のインフレ率が加速する中で国内総生 産(GDP)伸び率がエコノミストを上回ったことが背景。一方、ニ ュージーランド(NZ)ドルは下落した。統計で10月のNZ消費者信 頼感が低下したことが示されたことが手掛かり。

ICAPオーストラリアの上級エコノミスト、アダム・カー氏(シ ドニー在勤)は「今後2週間はFRBがすべての材料だ。実際、FR Bは金融緩和を実施しており、米ドルに照準を当てているためだ」と 指摘。「FRBの措置次第では、豪ドルはパリティーを上回り、恐らく 来年のかなりの期間についてその水準を維持する可能性がある」と述 べた。

豪ドルはシドニー時間午後1時50分(日本時間午前11時50分) 現在、1豪ドル=0.9856米ドル。前日のニューヨーク市場では0.9871 米ドルだった。10月15日には1.0004米ドルと、1983年の変動相場制 移行以来の高値を付けた。対円では1豪ドル=80円09銭と、前日の 80円04銭から上昇。7日には81円83銭と、5月17日以来の高値を 付けた。

NZドルは1NZドル=0.7525米ドル。前日は0.7550米ドルだ った。対円では1NZドル=61円15銭(前日は61円22銭)。

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