韓国ハナ・フィナンシャル株が下落-テマセクによる売却が期待外れで

韓国4位の金融サービス会社ハナ・ フィナンシャル・グループは21日、株価が1年ぶりの大幅安となって いる。シンガポールの政府系投資会社テマセク・ホールディングスが 保有するハナ株を想定より低い価格で売却したことが嫌気された。

ソウル時間午前の取引で、ハナ株は一時7.2%安の3万3000ウォ ンと、昨年10月5日以来の大幅下落となった。テマセクは保有してい たハナ株9.6%を1株当たり3万3400ウォンと、当初示していた価格 帯(3万4300-3万5550ウォン)より安値で売却した。事情に詳し い関係者2人が明らかにした。売却規模は6810億ウォン(約490億円) に達したことになる。

テマセクはエネルギー投資への資産分散を進めており、最近では ブラジルの石油会社に出資。ハナが1週間前に発表した7-9月(第 3四半期)決算は、融資の利ざや拡大を支えに10%増益となった。

新韓投資の銀行業界アナリスト、ジョアン・イ氏は、21日のハナ 株について「テマセクの大口の売りで打撃を受けている」と指摘。そ の上で「短期的には調整する可能性が高いが、ハナの潜在的な収益力 の強さと健全な財務状況を支えにして早期に持ち直すだろう」と語っ た。

テマセクが7月に公表した年次報告書によると、同社はハナへの 投資で3月31日までの1年間に71%のリターンを挙げた。

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