米温泉保養地の高級ホテル:ヨガや木工教室で起死回生-企業に人気

バーモント州のストウ・マウン テン・ロッジやコロラド州のブロードモアなど米国の温泉保養地が法人 顧客の獲得に躍起になっている。無料の朝食は当たり前となった顧客を 引き付けようと、フリークライミングや木工、ヨガの教室を用意するホ テルもある。

ストウ・マウンテンは、参加者が家具の作り方を学べる「ネーキッ ド・テーブル・プロジェクト」などのプログラムを開催。法人の団体客 の予約が増えている。アリゾナ州トゥーソンのミラバル・アリゾナ・リ ゾート・アンド・スパでは、宿泊客が会議の合間の休憩時間に綱渡りを 楽しむプログラムや、「クォンタム・リープ」と呼ばれる高さ25フィ ート(約8メートル)のポールからジャンプする活動も用意されてい る。

昨年米国を襲ったリセッション(景気後退)の影響で割安価格のホ テルを上回る打撃を受けた高級ホテルは、減少したビジネス旅行者の需 要回復に取り組んでいる。高級感のある立地や建物を擁し健康回復など のレクリエーション活動に重点を置く温泉保養地のホテルは、景気低迷 期に節約の対象となり法人の予約が最も落ち込んだ業種の1つだ。

ストウ・マウンテンの広報担当者、モーガン・フクモト氏は「厳し い時期が続いているが、過去2年間、当社のプログラムが法人の団体客 を引き付けている。顧客はチームをまとめるための活動を求めており、 支払った代金で大きな価値を得ようとしている」と語る。

調査会社スミス・トラベル・リサーチ(テネシー州)によると、1 -8月の米国の上位25カ所のホテル客室利用率は65%と、前年同期の 61%から上昇した。温泉保養地を含む高級ホテルは67%と、前年同期の 62%から最も大幅に上昇した。

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