クルーグマン氏:中国は「貿易摩擦」に直面-不均衡是正で緊張高まる

ノーベル経済学賞受賞者で米プ リンストン大学のポール・クルーグマン教授は、世界経済の不均衡 是正をめぐる緊張が高まる中、中国は米国や他の西側諸国との「貿 易摩擦」に直面すると指摘した。

クルーグマン教授(57)は20日、ベルリン自由大学で講演し、 「中国の対応は事実上、多額の輸出補助金と高い輸入関税を備えて いるのと同じだ」と指摘。「普通の状態でこうした措置を取っている なら、自動的に巨額の相殺関税の対象になるだろう」と語った。

米国や欧州連合(EU)当局者は人民元が過小評価されている と主張し、中国の主要貿易相手国・地域は人民元上昇を求めて中国 に圧力を加えている。一部の企業幹部も中国の貿易障壁をめぐり批 判の声を上げている。米鉄鋼業界は14日発表した報告書で、中国企 業は不正な補助金を受け取っていると訴えた。

韓国で22-23日開催される20カ国・地域(G20)財務相・中 央銀行総裁会議では、世界貿易の円滑化や世界的な景気回復の持続 に向けた取り組みが議論される。一部の国は、米国の金融緩和の動 きが新興国への資本流入に拍車を掛けているとして、米国に一定の 責任があると主張している。

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