アジア株:5営業日続落、中国の成長鈍化-規制懸念で銀行株が安い

21日のアジア株式相場は5営業 日続落。この日発表された中国の7-9月(第3四半期)の国内総生 産(GDP)は前年同期比9.6%増加と、過去1年間で最も低い伸び にとどまった。銀行規制が強化されるとの観測で金融銘柄が値を下げ た。

世界最大の電話会社、中国のチャイナ・モバイル(中国移動)は 香港市場で2.1%安。7-9月(第3四半期)決算は純利益が市場予 想を下回った。

三菱UFJフィナンシャル・グループが安い。20カ国・地域(G 20)の中央銀行や監督当局で構成する金融安定化理事会(FSB)の ドラギ議長が、システム上重要な金融機関の規制で当局は引き続き複 数の選択肢を検討していくと語ったのが手掛かり。韓国のハナ・フィ ナンシャル・グループは7.3%安。シンガポールの政府系投資会社テ マセク・ホールディングスが保有していたハナ株を想定より低い価格 で売却したことが嫌気された。

AMPキャピタル・インベスターズの投資戦略責任者、シェーン・ オリバー氏(シドニー在勤)は「中国が発表した数字には、追加引き 締め措置の必要性を示唆するものは何もなかったが、市場は依然とし て、神経をとがらせている」と指摘。「短い間に非常に大きく急速に上 昇したため、アジアの株式とリスク資産は多少の調整にも影響を受け やすくなっていた」と説明した。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後3時8分現在、前日比

0.2%安の129.36。5営業日の下げ率は2%に達している。指数構 成銘柄のうち、値上がりと値下がりの割合は約7対8。

日経平均株価は前日比5円12銭(0.1%)安の9376円48銭で 引けた。

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