アイルランドに長期リセッションのリスク、財政赤字削減で-ESRI

アイルランド政府は財政赤字削減 と借り入れコストの押し下げに努力しているが、国内経済を「長期の リセッション(景気後退)」に追い込む恐れがある。同国の経済社会研 究所(ESRI)が指摘した。

ESRIのエコノミスト、アイド・カーニーは20日の記者説明会 で、アイルランドが欧州連合(EU)と合意した2014年の目標を達成 するためには、既存のプログラムの倍に相当する150億ユーロ(約1 兆7000億円)の倹約が必要だと分析。このような歳出削減によって、 アイルランド経済は「転機」に追い込まれる恐れがあると警告した。

アイルランドの銀行を救済する費用負担によって同国がデフォル ト(債務不履行)に陥るとの懸念が広がり、政府の借り入れコストは 今年に入って急上昇した。今年の財政赤字は国内総生産(GDP)比 32%に拡大すると予想されるが、政府は4年後にEUの財政基準の上 限である3%以内に財政赤字を削減することを目指している。レニハ ン財務相は来月、予算の概要を示す予定だ。

ESRIは、財政赤字削減計画を16年まで延長することが望まし いとしている。

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