英国債:2年債利回りが過去最低、英小売売上高の減少や緩和観測で

英国債市場では2年債が上昇。 利回りは過去最低を付けた。英小売売上高が予想に反して減少したこ とや、イングランド銀行(英中央銀行)が国債購入を再開するとの観 測を背景に、安全資産とされる英国債の需要が支えられた。

30年債も上昇。英政府が前日公表した810億ポンド(約10兆 4000億円)の歳出削減計画で、長期的な経済成長が損なわれるとの 懸念が強まった。オズボーン英財務相は、財政緊縮が内需に打撃とな るならば、イングランド銀行には金融政策を活用する裁量があるとの 見解を示した。英政府統計局(ONS)が21日発表した9月の小売 売上高指数は前月比0.2%低下。ブルームバーグ・ニュースがまとめ たエコノミストの予想中央値は0.3%の上昇だった。

BNPパリバのエコノミスト、アラン・クラーク氏(ロンドン在 勤)は、「市場では新たな量的緩和プログラムが実施されるとの見方 が優勢になっている」と指摘。「問題は量的緩和の有無ではなく、そ の時期だ。わたしは景気に対して大多数の意見よりも悲観的だ」と述 べた。

ロンドン時間午後4時42分現在、10年債利回りは前日比4ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.94%。2年債利回 りは2bp低下の0.59%。一時は0.56%と、ブルームバーグが 1992年にデータ集計を開始して以来の最低を付けた。30年債利回り は4bp低下の4.07%。

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