【個別銘柄】JR東海、住友大阪、山善、マクニカ、FCC、スカイマ

株価変動材料の出た銘柄の終値は 以下の通り。

JR東海(9022):前日比5.7%安の60万9000円。一時59万 1000円と、年初来安値を更新した。昨日の国土交通省の審議委員会で リニア中央新幹線のルート選定が事実上決着した、と21日の日本経済 新聞朝刊など各紙が報じた。5兆円を超す費用負担を背景に、財務不安 や増資警戒から売りがかさんだ。JR東海株の急落が響き、東証陸運株 指数は33業種で下落率1位。

住友大阪セメント(5232):5.6%高の151円。米投資顧問のトレ ードウィンズ・グローバル・インベスターズが過去2カ月にわたり、同 社株を買い増していたことが21日明らかになり、追随買いが入ったよ うだ。収益好転期待も強く、出来高は前日の3.5倍の886万株に急増。

山善(8051):午後プラス転換し、6.6%高の322円と高値引け。 今期(2011年3月期)の連結営業利益は前年同期比5.4倍の45億円に なる見通しと、この日午後2時に発表した。生産財部門の販売が国内外 で好調で、従来予想(30億円)を上回ることを評価した買いが入った。 同社は工作機械や家庭用機器などの専門商社。

エフ・シー・シー(7296):2.2%高の1803円。4-9月の連結営 業利益は従来予想を19億円上回り、前年同期比8.7倍の69億円だった ようだと20日に発表した。エコカー補助金などの新車買い換え支援策 もあり、主に日本で四輪車用クラッチ販売が想定を上回り推移した。イ ンドネシアやタイ、インドでの二輪車用クラッチも計画を超過した。

関東自動車工業(7223):3.3%高の506円。4-9月の連結営業 利益は従来予想を20%上回る12億円となったもよう、と20日に発表 した。前年同期は113億円の赤字。トヨタ自動車(7203)からの受託台 数は減少したものの、全社を挙げた収益改善活動の成果が出た。

マクニカ(7631):6.2%高の1676円。4-9月の連結営業利益は 従来予想を39%上回り、前年同期の2.7倍となる29億8200万円にな ったもようと、20日に発表した。通信インフラやOA・周辺機器、産 業機器市場向け製品の受注が拡大した。同社は半導体商社。

リソー教育(4714):2.7%高の3820円。発行済み株式総数の

0.9%に当たる4万株、金額で1億5000万円を上限に自社株買いを行う と20日に発表、株式需給の改善が期待された。取得期間は21日から 27日まで。同社の自社株買いは、今期3回目。

NTTデータ(9613):1.5%高の25万600円。米国のITサービ ス企業キーン(非上場)の全株取得に向け最終交渉中であることが分か った。買収額は1000億円強の見込みで、月末をめどに交渉を妥結させ、 発表する。M&A(企業の合併・買収)を通じた海外強化の一環で、大 型買収により米国市場に本格進出する。

東洋機械金属(6210):1.4%高の223円。今期(11年3月期)の 連結純利益は従来予想を29%上回る4億4000万円になる見通し、と20 日に発表。前期は21億円の赤字。高機能携帯端末(スマートフォン) の普及により、中国などで高性能部品向け射出成形機などが伸びている ほか、自動車関連もアジアを中心に需要が回復するとしている。

インフォテリア(3853):8.5%高の5万6500円。4-9月の単独 純利益は前年同期比71%増の7000万円になったもようと、この日の昼 休み時間帯に発表した。従来予想(51%減の2000万円)から一転して の増益。製品力強化や販売促進などで売り上げが順調に推移したほか、 経費抑制も奏功した。同社は企業向けシステム連携用ソフトやスマート フォン向けソフトなどを手掛ける。

安川電機(6506):2.8%安の657円。円高やコスト上昇、ハイテ ク関連受注の長期化懸念などから、来期(12年3月期)利益が従来見 込みほど伸びない可能性が意識され、売りが優勢となった。シティグル ープ証券は20日、投資判断を「ホールド」から「売り」に引き下げた。

インデックス・ホールディングス(4835):5.9%安の2635円。い ちよし経済研究所では21日、投資判断を従来の「中立」から「売り」 に引き下げた。会社側が20日に示した今期(11年8月期)の連結業績 予想は、売上高が前期比12%減の307億円、純損益は前期の74億円の 赤字から、13億円の黒字浮上を見込む。

コナミ(9766):1.1%高の1454円。4-9月の連結営業利益(米 国会計基準)が前年同期比74%増の80億円になったもようと、20日に 発表。各事業がおおむね想定通りに推移、コスト削減も寄与した。同社 はこれまで同期の業績予想を公表していなかった。

キッツ(6498):1.1%高の360円。大和証券キャピタル・マーケ ッツは20日、国内の青黄銅バルブの圧倒的シェアを武器に需要回復の 恩恵が期待できるとして、投資判断を新規に5段階評価の「2(強 気)」、目標株価を480円に設定した。

カブドットコム証券(8703):1.9%高の322円。費用削減効果で 来期業績モメンタムは改善の見通しとし、クレディ・スイス証券では投 資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に引き上げた。

スカイマーク(9204):ストップ高(値幅制限いっぱいの上昇)に 当たる100円(15%)高の784円と急反発。今期(11年3月期)の単 独営業利益は前期比2.9倍の91億円になる見通し、と20日に発表。従 来予想は46億円。順調な売り上げと為替動向などの変化を勘案したと いい、事業環境の好転を評価した買いが優勢となった。

朝日工業社(1975):3.6%高の345円。4-9月の連結営業利益 は従来予想を10億円上回り、前年同期比13倍の14億円になったもよ うと、20日に発表した。主に設備工事事業の進行基準適用工事で、進 ちょく率が見込みを上回ったとしている。

小松ウオール工業(7949):4.7%高の732円。発行済み株式総数 の1.89%に当たる20万株、金額で2億円を上限に自社株買いを行うと 20日発表した。取得期間21日から12月31日まで。

TCBホールディングス(2356):ストップ安(値幅制限いっぱい の下落)に当たる7000円(21%)安の2万6300円。同社は20日、東 京地裁に破産手続き開始を申し立て、開始決定がされたと発表した。東 証は同日、TCB株を11月5日に上場廃止にすると発表。

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