鳩山前首相:ベトナム首相に原発売り込みで直談判-22日から訪問

鳩山由紀夫前首相がベトナムに日本 の原子力発電所などを売り込みへ――。22日から5日間の日程で訪問し、 グエン・タン・ズン首相と会談し日本のインフラ技術を首相時代に培っ た関係を生かして「トップセールス」する。鳩山事務所の関係者が明ら かにした。

主な目的は東京電力が中心となって進めているベトナム原発2期工 事の受注。1期工事はロシアが受注しており、官民一体となって日本が 巻き返しを図る中で、前首相の鳩山氏も一肌脱ぐ。

ベトナムでは2030年までに国内に14基の原発建設を予定する基本 方針を打ち出し、まず2カ所に原発2基ずつを建設する計画。

関係者によると、鳩山氏は現地では、ズン首相のほか他の主要閣僚 とも会談し、原発のほか高速鉄道などのインフラ技術を売り込む。シェ ア95%を占め、中国が資源外交の手段として使っているレアアース(希 土類)についても話し合う予定。この際に中山義活経済産業相政務官や 松本剛明外務副大臣が同席する。

22日には海外に原発を売り込むことを目的に電力9社、東芝、 日立製作所、三菱重工業で構成される「国際原子力開発」が正式に発足 する。昨年12月にはアラブ首長国連邦(UAE)での原発受注で韓国に 敗れるなど劣勢が続いている。

鳩山氏は首相だった4月、ズン首相から原子力発電所建設事業8基 のうち2基について日本の技術を考慮して真剣に検討を進めるとの親書 を受け取っていた。これを踏まえて、ズン首相の意向を確かめ受注に向 けて前進したいところだ。

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