ブラジル株:ボベスパ指数は上昇-四半期ベースでは1年ぶり大幅高

30日のブラジル株式市場では、 指標のボベスパ指数が上昇し、四半期ベースでは1年ぶりの大幅高 となった。経済成長加速でもインフレを誘発しないとの見方が好感 された。

国内小売り最大手のブラジレイラ・ジ・ディストリブイサン・ グルーポ・パン・ジ・アスーカルは8営業日ぶりに値上がり。ブラ ジル中央銀行がインフレ予想を引き下げるとともに、経済成長見通 しを維持したことが好感された。有料高速道路運営で国内最大手の コンセッソンエス・ロドビアリアスは今年1月以来の高値に上昇。 スペイン最大の銀行のブラジル部門であるバンコ・サンタンデー ル・ブラジルはここ2カ月で最大の上げとなった。一部株主による 株式売却が一段落したとの見方が手掛かり。

英シュローダーで新興市場国株の運用に携わるニコラス・フィ ールド氏(ロンドン在勤)は、「経済成長は力強く、消費需要は非 常に堅調のようだ」とした上で、「中銀は今月、政策金利を据え置 くことを決めており、すべては好調に動いている」と述べた。

ボベスパ指数は前日比0.3%高の69429.78。同指数構成銘柄の うち値上がりは41銘柄、値下がりは24銘柄。月間の騰落率はプラ ス6.6%となり、7月以来の上昇率。四半期ベースではプラス14% と、昨年7-9月以来最大の伸びを記録した。通貨レアルは0.7%高 の1ドル=1.6891レアル。

ブラジル中銀は9月1日の金融政策委員会の会合で、政策金利 を10.75%に据え置くことを決めている。前回までの3回の会合で は金利を計2ポイント引き上げていた。同中銀は30日公表した四半 期インフレ報告で、2011年の国内インフレ率見通しを4.6%と、6 月予想の5%から下方修正した。