アジア通貨、四半期ベースで04年以来の大幅上昇-資金流入と元高で

アジアの通貨は7-9月期に四半 期ベースで2004年以来の大幅上昇となった。地域の急成長が資金を呼 び込んだほか、中国人民元の上昇を受けてアジア各国・地域の当局が 通貨高に対し一段と寛容になった。

円を除くアジアの主要10通貨の動向を反映するブルームバー グ・JPモルガン・アジア・ドル指数は29日、2年ぶりの高水準で終 了。インドと韓国、台湾の株式市場は8月末以来、海外から110億ド ル(約9200億円)余りの資金を集めた。中国人民元は今月29日、1993 年以来の高値を付け、タイ・バーツとマレーシア・リンギットは30 日、13年ぶりの高値に達した。

ファロス・トレーディングのマネジングディレクター兼外為トレ ーディング責任者、ダグラス・ボースウィック氏は、「アジアが減速し つつある先進国市場から新興国市場への資金の流れの恩恵にあずかっ ている」と指摘。アジアの各中央銀行も中国に続き、徐々に通貨上昇 を容認するとの見方を示した。

ブルームバーグのデータによれば、アジア・ドル指数は香港時間 30日午後4時14分(日本時間同5時14分)現在、四半期ベースで3.6% 上昇。韓国ウォンはドルに対し、7.2%高の1ドル=1140.20ウォン、 バーツは6.7%高の1ドル=30.36バーツ。アジアの主要10通貨はい ずれも値上がりしている。