英中銀のフィッシャー委員:銀行の融資回復には数年かかる公算

イングランド銀行(英中央銀行) の金融政策委員会(MPC)メンバー、ポール・フィッシャー委員は、 銀行の融資回復には「数年」かかる可能性があるとの見方を示した。 さらに、借り入れコストは金融危機以前に比べて高くなる公算が大き いとも指摘した。

フィッシャー委員は30日、ロンドンで講演し、「イングランド銀 や政府からのさまざまな形での支援にもかかわらず、英国などの銀行 システムの融資能力が損なわれているのは明らかであり、回復するに はまだ数年かかるだろう」と述べ、「回復期の企業に対する銀行融資は 危機以前よりも割高となる公算が大きく、量的には恐らく抑制される」 と続けた。

同委員は、各国の中銀が「流動性供給オペが銀行の持続的な資金 調達先となることを容認すべきではない」とも言明した。イングラン ド銀の緊急融資プログラムである「特別流動性スキーム(SLS)」は 2012年1月に終了し、延長や置き換えられることはない。