9月のユーロ圏インフレ率、1.8%に上昇-約2年ぶり高水準

ユーロ圏では、9月にインフレが 加速し、約2年ぶり高水準となった。エネルギーの値上がりなどが響 いた。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が30日発表した9月 の消費者物価指数(速報値)は前年同月比1.8%上昇し、2008年11 月以来の高い伸びとなった。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエ コノミスト33人を対象にした調査の中央値と一致。8月は1.6%上昇 だった。

原油相場が過去1年間で11%上昇したほか、小麦相場が7月に1 年11カ月ぶり高値を付けたことを背景に、企業への値上げ圧力が高ま っている。欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は27日、インフレ は「緩やかな」伸びにとどまり、物価リスクは「やや上向きにある」 との見方を示した。

ING銀行(アムステルダム)のエコノミスト、マルティン・フ ァンフリート氏は、「小麦相場の最近の高騰に伴う影響はまだ完全に実 感されていないことから、食料値上がりが目先の全体的なインフレ率 をもう少しさらに押し上げる可能性がある」と述べた。「だが、依然と して極めて大きい経済の余剰能力がコアインフレを引き続き抑制する だろう」と付け加えた。

変動の大きいエネルギー価格などを除いたコアインフレ率を含め た9月の指数詳細は10月15日に公表される。8月のコアインフレ率 は1%と、7月から横ばいだった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE