【TOPIX10年度上期騰落率】上昇1位旭ダイヤ、下落1位武富士

TOPIX採用銘柄の2010年4- 9月期(上期)の騰落率ランキングは、上昇率1位がダイヤ工具で国 内シェアトップの旭ダイヤモンド工業だった。下落率1位は28日に会 社更生法の適用を申請し、10月29日付で上場廃止となる消費者金融 大手の武富士だった。

立花証券平野憲一執行役員は上昇トップの旭ダイヤ株について、 太陽電池シリコンウエハーを薄く切断する電着ワイヤー「エコメップ」 が急拡大中のため、「20期ぶりに過去最高益を更新する見通し。問答 無用の業績の伸びを背景にした値上がりだ」と話している。

旭ダイヤの急騰に刺激される格好で上昇率6位に入ったのは、新 製品に固定砥粒式ダイヤモンドソーワイヤー「さスカット」を持つ日 本精線。このほか、上昇率2位には人気キャラクター「ハローキティ」 を武器に海外展開を加速、2011年3月期は4割を超す最終増益を見込 むサンリオが並んだ。10位の日本電産トーソクは、今期の大幅増益見 通しと株式分割が材料。

一方、下落率1位の武富士株に関し、立花証の平野氏は「過払金 返済が膨らんでビジネスモデルが成り立たなくなっていた」と指摘し、 経営破たんする方向で業績も悪化していたとの認識を示唆。下落率2 位のレオパレス株には、「かなり前から業績に関する厳しいレポートが 相次ぎ、前期の大幅赤字から今期も赤字を脱却するのは難しそう。フ ァンド筋は空売りをしてきており、一方的に売られている」と述べた。

下期の見通しについて、平野氏は「良く行けば安定成長、悪く言 えば低成長が続く状況で、頼りになるのは個々の企業業績」と強調。 為替も含め厳しい状況が続く中でも、「安定的な高成長をする武田薬品 工業のような銘柄の価値観は高まるだろう」と予想している。

9月30日のTOPIX終値は829.51ポイントで、上期騰落率は マイナス15%となった。構成銘柄1665銘柄のうち、上昇は全体の1 割強に当たる238にとどまった。

<TOPIX構成銘柄の上期上昇率ランキング> 順位 銘柄名(コード)   3月末株価 / 変化率 時価総額

1旭ダイヤモンド工業(6140) 1610円/ 87.7% 953億円

2サンリオ(8136)      1595円/ 79.4% 1406億円

3パル(2726)        2961円/ 57.8% 343億円

4TBK(7277)       336円/ 55.6% 99億円

5東京個別指導学院(4745) 255円/ 55.5% 150億円

6日本精線(5659)     456円/ 54.6% 148億円

7ルック(8029)       149円/ 49%     52億円

8GMOPG(3769) 173400円/ 48.5%    148億円

9アンリツ(6754)   528円/ 46.7%   676億円 10日本電産トーソク(7728) 955円/ 43% 368億円

<TOPIX構成銘柄の09年度下落率ランキング> 順位 銘柄名(コード) 3月末株価/ 変化率 時価総額

1武富士(8564) 4円/ 99% 6億円

2レオパレス21(8848) 139円/ 71.3% 222億円

3NISグループ(8571) 7円/ 69.6%   34億円

4C&Iホールディングス(9609) 6円/ 60% 19億円

5ラウンドワン(4680) 305円/ 50.4% 291億円

6アクセル(6730)   1669円/ 50.3% 207億円

7コジマ(7513)       428円/ 48.9% 167億円

8日本写真印刷(7915)      1897円/ 48%     854億円

9コナカ(7494) 175円/ 47.9% 55億円 10エルピーダメモリ(6665) 960円/ 47.9 % 1949億円

(注)騰落率は09年3月末と10年3月末の株価を比較して算出

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