米アムバックがBOAを提訴-保証した証券の裏付けに問題と主張

【記者:Karen Freifeld and David Mildenberg】

9月29日(ブルームバーグ):米金融保証会社(モノライン)アム バック・ファイナンシャル・グループの主要部門アムバック・アシュ アランスが、米銀大手バンク・オブ・アメリカ(BOA)を提訴した。 BOA傘下の住宅金融会社カントリーワイド・ファイナンシャルが不 適切な融資を裏付けとする証券167億ドル(約1兆4000億円)相当を アムバックが保証するように仕向けたと訴えている。

アムバックが28日、ニューヨーク州地裁に提出した訴状によれば、 カントリーワイドが提供する12件の証券化が裏付けとする6533件の ローンを調べた結果、97%が融資引き受けの指針を満たしていなかっ た。返済能力がないか、限られた能力しかない借り手に対して融資の 多くが実行されていたとアムバックは主張している。

訴えによれば、アムバックはデフォルト(債務不履行)や貸し倒 れとなったカントリーワイドのホームエクイティ・ローン3万5000 件余りに関連する請求で、4億6600万ドルを支払っている。アムバッ クは住宅価格が上昇していた2000年代初めに実行された融資から生 じる損失の拡大をめぐって、08年にカントリーワイドを買収したBO Aと協議してきたが、交渉がまとまらず訴訟に踏み切った。

住宅業界の問題を専門に研究するバルパライソ大学のアラン・ホ ワイト教授(法学)は「BOAはアムバックを満足させるために引き 受けなければならない損失の受け入れを望まず、和解できなかった公 算が大きい」と話している。

BOAの広報担当シャーリー・ノートン氏と、アムバックの広報 担当ピート・ポイロン氏はいずれもコメントを控えている。