米上院:イエレン氏のFRB副議長、ラスキン氏の理事指名を承認

米上院は29日夜、イエレン・サン フランシスコ連銀総裁を連邦準備制度理事会(FRB)の副議長に指 名したオバマ大統領の人事を承認した。

上院はまた、メリーランド州金融規制委員長のサラ・ラスキン氏 のFRB理事指名も同日夜遅くの発声投票で承認した。両氏はこれで、 FRBが景気押し上げに向けた新たな措置を取るかどうかを決める際 の投票権を持つことになる。

2001-07年にFRB金融政策局長を務めたビンセント・ラインハ ート氏は、「行動を起こすことにより前向きで、量的緩和の効果を信じ る政策当局者のランクが上がった」と述べた。ラインハート氏は特に イエレン氏について、FRBが行動を起こす上での「より強力な支持 者」になり得るとの見方を示した。

イエレン氏の任期は、副議長として4年(更新可)で、理事とし ては24年1月末まで。ラスキン氏は16年1月末までとなる。

イエレン氏は7月15日の上院銀行委員会での承認公聴会で、FR Bは雇用創出や高い失業の引き下げに重点的に取り組む必要があると の見解を示した。ラスキン氏は同公聴会で、FRBが物価安定を実現 しても「多くの米国の世帯が引き続き失業の危機に直面している中で は、部分的な勝利にすぎない」との認識を明らかにした。

オバマ大統領が指名した今回のFRB人事3案件のうち、マサチ ューセッツ工科大学(MIT)のピーター・ダイアモンド教授の理事 指名は、上院で匿名の議員少なくとも1人の反対を受け、ホワイトハ ウスに差し戻されている。