米国株:配当利回りの高い銘柄、人気集める見通し-BOA

【記者:Lu Wang】

9月30日(ブルームバーグ):米株式市場では、配当利回りの高い 銘柄が市場を主導する動きがまだまだ続くとバンク・オブ・アメリカ (BOA)はみている。資産運用担当者から最も敬遠される一方、高 齢化が進む米国民の間で人気を集めるとみられるためだ。

BOAのデータによると、S&P500種株価指数を構成する10業 種で最も高い配当を提供する公益株と通信株は、投資信託での組み入 れ比率が指標となる指数のウエートに比べて最も小さい。アナリスト のサビタ・サブラマニアン氏らは28日付のリポートで、企業利益の伸 びが鈍化し、安定したリターンを好む国民が増える中で、ポートフォ リオマネジャーらは、そのような銘柄の保有を引き上げざるを得なく なる公算が大きいと指摘した。

サブラマニアン氏は「配当利回りは投資のテーマとしてあまり取 り上げられておらず、関心の高まりは初期段階にすぎない」とした上 で、「利益の伸びが十分でなければ、投資家は利益が安定している企業 を探し求め、不安定な企業を敬遠する。配当が堅調で安定している企 業への投資はこのようなテーマとほぼ合致する」と説明した。

配当利回りの平均がそれぞれ5.36%、4.28%である通信株と公益 株は29日までの半年間の株価上昇率が12%、5.6%と、S&P500種 の10業種で最も良好なパフォーマンスとなっている。S&P500種全 体の配当利回りは、配当を提供しない120社余りを含めて平均0.96%。