ヴァーレ:鉄鉱石需要、年末には回復へ-中国の措置による影響なし

鉄鉱石輸出で世界最大手、ブラジ ルのヴァーレは、中国政府による国内製鉄業界の過剰生産性への取り 組みが見られたものの、年末には再び鉄鉱石需要が伸びると予想して いる。

ヴァーレの販売・販売促進・戦略担当エグゼクティブディレクタ ー、ジョゼ・カルロス・マルチンス氏は29日、中国の大連で記者団 に対し、「需要は好調だ」と述べた。その上で「市場は安定が2-3 カ月続いた後、再び成長が始まると予想している。年末年始以降の伸 びに備える必要がある」との見方を示した。

中国政府は今月、省エネ目標達成と過剰生産抑制を目指し、製鉄 会社への電力供給を制限し、旧式工場の閉鎖を各社に要請。国内の鉄 鋼生産の削減に動いた。中国の8月の鉄鉱石輸入は7カ月ぶりの大幅 減となった。

マルチンス氏は「こうした措置による当社への影響はほとんどな い」と指摘。「中国政府がエネルギー消費と二酸化炭素(CO2)排 出量の抑制に向けて取った措置の影響は既に出ているが、打撃はそれ ほど大きくない」と付け加えた。

業界データ提供会社スチール・インデックスによると、鉄鉱石の 現物価格は8月17日以来で6%下落。中国は鉄鉱石の最大輸入国。