ヘッジファンドのバリャスニー、資産ゲットで手数料引き下げ-関係者

米シカゴの資産運用会社バリャス ニー・アセット・マネジメントは同社最大のヘッジファンドの資産を 拡大しようと、顧客から取る手数料を引き下げている。事情に詳しい 関係者3人が明らかにした。

情報は非公開だとして匿名で語った同関係者によると、同ファン ドの新規投資口に資金を投じる契約者からは年2%の資産管理料と運 用手数料として利益の30%を徴収する。これまでは同水準の管理料と 利益の20%に加えて投資チームへの報酬費用を受け取っていた。この 費用と運用手数料を合わせると通常、利益の30%を超えていた。

ヘッジファンド業界では、シタデルが主力ファンドの手数料を引 き下げる可能性があると、同社の計画に詳しい関係者2人が今月に入 って明らかにしている。また、別の関係者によると、ルネサンス・テ クノロジーズも特定のファンドの手数料を下げている。

金融サービスコンサルティング会社、タブ・グループのアナリス ト、マット・サイモン氏はインタビューで、「資産集めが非常に困難な 状況下で、ヘッジファンドはますます顧客の立場を考えた姿勢を取る ようになってきている」と話す。

バリャスニーの副会長、バリー・コルビン氏は新規投資口の詳細 に関して確認したが、それ以上のコメントは控えた。関係者の1人に よれば、この投資口は1000万ドル(約8億3600万円)以上の資金を 投じられる投資家が対象。同社の運用資産は現在20億ドル。2008年 9月のピーク時は23億ドルだった。