米JPモルガン、差し押さえ物件の裁判所判断延期を要請-書類再審査

米国の住宅ローン債権回収業務で 業界3位のJPモルガン・チェースは、裁判所で審理中の差し押さえ ケースについて、同社が提出書類を再審査する間、判事らの判断を延 期するよう要請したことを明らかにした。JPモルガンは調査を進め るとともに、書類を再提出する可能性があると説明した。

JPモルガンの広報担当のトーマス・ケリー氏は、従業員が基礎 データを自身で確認せずに宣誓供述書に署名していた可能性があるこ とが判明したため、同行は差し押さえ申請書の「体系的な再審査」を 開始したと説明。ローンに関する書類の正確性には影響しないとの見 解も示した。同氏によると、再審査は「数週間後」に終了する見通し。 書類を再提出する可能性もある。

大手住宅ローン会社や債権回収業者が差し押さえ手続き書類に虚 偽の記載を行ったと主張する借り手の訴えについて州当局は調査を進 めている。アリー・ファイナンシャル(旧GMAC)は先週、住宅ロ ーン部門GMACモーゲージでの差し押さえ手続きに技術的な不備が あり、従業員に公証人の出席なく文書に署名させたり、個人的に未確 認の情報を事実として記載していたことなどを認めていた。