アサヒHD株2カ月半ぶり高値、貴金属回収量が増加-一段上振れも

アサヒホールディングス株が一時、 前日比2.7%高の1953円と6連騰。ことし7月14日以来、約2カ月 半ぶりの高値を付けた。貴金属相場の上昇に加え、リサイクル回収量 も想定以上に伸び、会社側は29日付で今期業績予想を増額修正した。 さらなる上振れが可能との見方もあり、買いが優勢となった。

アサヒHDが29日の取引終了後に公表した業績予想修正による と、2011年3月期(今期)の連結営業利益は前期比27%増の100億円 になる見通しで、前回予想を10億円(11%)上回る。同社広報担当の 森繁知子氏は、増額の内訳について「現時点では分析できていないた め、10月28日の上半期決算公表時に説明したい」と述べた。

会社側の増額修正を受け、ゴールドマン・サックス証券は今期の 連結営業利益予想を99億円(前回96億円)に見直し、東海東京調査 センターでは105億円(同92億円)に上方修正した。担当アナリスト 5人の同予想コンセンサスも99億円に上がった。

ゴールドマン証の渡辺崇アナリストは、「電子部品、PDP(プラ ズマディスプレー)、液晶パネル等の稼働率低下を考慮すれば、下期業 績は数量面でやや不透明感が残るものの、会社計画はおおむね達成可 能」と分析、今後12 カ月間の目標株価を1850円で据え置いた。