ガリバー株反発、エコカー補助終了プラスで通期利益を増額

中古車買い取り最大手のガリバー インターナショナル株が一時、前日比4.9%高の4410円と急反発。今 期の連結営業利益が従来の減益予想から一転、14%の増益見通しとな り、業績改善を評価する買いで7月30日(4500円)以来、約2カ月 ぶ りの高値を回復した。午前終値は2.6%高の4315円。

同社が29日の取引終了後に発表したリリースによると、2011年 2月期(今期)の連結営業利益予想は、従来の40億円から60億円に 増額修正された。これまでは、前期比24%減益が見込まれていた。政 府によるエコカー補助制度の終了が、中古車市場にプラスの影響をも たらすほか、社内管理の徹底やマーケティング費用の効率化を図り、 収益性が大きく回復するという。

大和証券キャピタル・マーケッツ金融証券研究所の古島次郎シニ アアナリストは投資家向けメモで、営業利益増額の主因を「買取価格 のコントロールの徹底により、卸売マージンおよび小売マージンが改 善したことによるもの」と分析。小売販売が不振の中での採算改善で、 「本来、同社の利益の源泉であった買取価格の見極めが有効に働いた」 と指摘していた。

また古島アナリストは、11年2月期下期以降は、改善した粗利益 率が継続するとみられるだけに、「底打ちの兆しが見え始めた小売の今 後の販売動向に注目したい」という。同証券では、ガリバーの投資判 断「3(中立)」を継続。

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