ミツミなど任天堂関連軒並み安、3DS発売遅れで業績警戒

ミツミ電機やホシデン、メガチッ プスなど任天堂関連の株価が軒並み安い。任天堂が年内に計画してい た携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」の国内発売が来年2月にず れ込むことなどから、今期(2011年3月期)の業績予想を下方修正し た。任天堂に電子部品などを提供する関連企業の業績悪化にも警戒感 が広がり、売りが優勢となった。

ゲーム機向け機構部品を手掛けるミツミ電機は一時前日比5.6% 安の1302円、情報通信機部品やゲーム機組み立てを手掛けるホシデン が6.1%安の808円、LSI・システムが主力のメガチップスが7.6% 安の1395円までそれぞれ下げを拡大した。

ゴールドマン・サックス証券の高山大樹アナリストは29日付のリ ポートで、ミツミ電に関し「現行携帯ゲーム機の販売数量が鈍い中で、 業績寄与が期待された3DS発売のタイミングが当社予想(年内)か ら来年2月末にずれ込んだことは今期業績にネガティブ」と指摘。設 定された販売価格は携帯ゲーム機にしては比較的高い2万5000円で、 「来年2月以降の数量カーブも現時点では不透明」と見ている。

任天堂は29日、今期の連結純利益は前期比61%減の900億円に なる見通し、と発表した。従来予想は2000億円。年間配当予想も従来 の1株当たり830円から550円に引き下げた。任天堂は売り気配で始 まり、取引成立後は主力取引所の大証1部で9.7%安の2万790円と 年初来安値を更新。