産金会社の金ヘッジ取引:4-6月は約4年で最大の増加-英GFMS

世界の産金会社のヘッジ取引によ る販売量が4-6月(第2四半期)に過去約4年で最大の増加を示し たことが、英調査会社GFMSの調査で明らかになった。

GFMSのリポートによると、世界の4-6月の金ヘッジ取引の 販売量は約16万オンス増の719万オンスとなった。GFMSの鉱業 アナリスト、マシュー・ピゴット氏はロンドンからの電話インタビュ ーで、これは2005年10-12月(第4四半期)以来の増加で、増加 量も同四半期以降で最大だったことを明らかにした。

産金会社は資金調達のため将来の生産分を固定価格で販売する場 合がある。南アフリカ共和国の産金最大手、アングロゴールド・アシ ャンティは今月、株式と転換社債の売却により約15億8000万ドル (約1300億円)を調達し、金ヘッジ取引の解消に充てる計画を発表 した。これにより過去最高水準にある金相場の上昇の恩恵が受けられ るようになる。

GFMSはソシエテ・ジェネラルと共同で執筆したリポートで 「第2四半期の新規のヘッジ取引はプロジェクト・ファイナンス(特 定事業に対する金融)に関するもので、産金会社が戦略的ヘッジ取引 を再び活発化させているかどうかについてはまだ波がある」と指摘。 「アングロゴールド・アシャンティはいったんヘッジ取引の解消を実 施したため、さらに大幅な解消を行うのは不可能だろう」との見方を 示した。

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