IMF:格付けへの依存低減を各国に要請-評価基準の採用も必要

【記者:Sandrine Rastello、Timothy R. Homan】

9月29日(ブルームバーグ): 国際通貨基金(IMF)は各国政 府に対して、信用格付けへの依存度を低下させ、ソブリンリスクを評 価する際にデフォルト(債務不履行)の確率など一定の基準を採用す るよう格付け会社に義務付けることを強く求めた。

IMFは29日公表した世界金融安定性報告(GFSR)で、「信 用格付けは資本市場において重要かつ有用な役割を果たし得る」とし ながらも、「格付けへの過度の依存、格付け会社の指針の懸念すべき側 面などシステムの欠陥が、仕組み金融の格付けをめぐる危機によって 露呈した」と指摘した。

最上級格付けのサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ロー ン証券が大恐慌以来で最悪の金融危機を招く事態を受けて、スタンダ ード・アンド・プアーズ(S&P)やムーディーズ・インベスターズ・ サービスが手掛けた格付けが監督当局の厳しい監視の目にさらされて いる。S&Pが4月にギリシャの格付けをジャンク級に引き下げ、同 国を救済する計画の緊急性が高まったため、欧州で圧力が高まってい る。

IMFは「政策担当者は信用格付けへの依存を減らす取り組みを 継続し、法律や規制、関連する中央銀行の政策で可能な限り、格付け への言及の削除ないし差し替えを行うべきだ」と強調した。

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