中国:不動産価格抑制で追加措置、一部都市での試験導入を加速

中国は、不動産価格の上昇を抑制 するため不動産税を一部都市で試験的に導入する措置を早め、その後 に国内全体に広げる。政府が具体的な日程を示さずに明らかにした。

中国政府はまた、3軒目の住宅購入者への融資を停止するよう商 業銀行に指示するとともに、90平方メートル超の住宅だけに適用して きた頭金比率を30%以上とする規定を、すべての1軒目の住宅購入者 に適用することを決めた。政府ウェブサイトに声明を掲載した。

中国の70主要都市の不動産価格は8月に前年同月比9.3%上昇。 これを受けて政府は、投機家や複数住宅購入者を対象にした調査を強 化した。クレディ・スイス・グループによると、上海と深セン、重慶 などの都市で不動産税が近く導入される可能性があるという。

HSBCホールディングスのエコノミスト、屈宏斌氏(香港在勤) は電子メールによるコメントで、「新たな不動産規制は劇的な内容では ないものの、中国政府が不動産価格の制御に真剣に取り組んでいるこ とを裏付ける明確な政策メッセージとなる」と指摘。住宅価格の急速 な上昇への「期待はそがれるはずだ」との見方を示した。

中国財政省は同日、同省サイトで、唯一の住居として使用する目 的で高級住宅以外の一般的な住宅を購入する場合の取引税率を10月 1日から半分に引き下げると明らかにした。90平方メートル以下の住 宅に適用される税率は1%となる。