国際協力銀と3メガ、三井物の発電事業買収に協調で680億円

政府系金融機関の国際協力銀行(J BIC)は、三菱東京UFJ銀行など3メガバンクと協調し、三井物産 と東京ガスによるメキシコ発電事業の買収資金の一部として7億5000 万ドル(約680億円)を協調融資すると発表した。官民で日本企業によ る海外インフラ事業投資を支援する。

三井物と東京ガスが共同出資する現地法人は、スペイン企業が持つ メキシコ国内の火力発電所5カ所などを約12億ドルで一括買収するこ とを決めている。総発電容量は合計223万3000キロワットでメキシコ の卸電力事業者で大手の一角を占める。今回のJBICなどからの協調 融資はそれに充てる。

三井物をはじめ大手商社は、資源権益取得に偏重した事業モデル見 直しの一環として海外インフラ重視を相次ぎ表明。三井物は5月発表の 中期経営計画で新興国インフラ整備への積極投資を打ち出した。東京電 力も今月、海外発電事業に最大1兆円を投資すると発表。日本政府は日 本企業による海外インフラ整備事業を後押しする姿勢を示している。