JLLの犬間氏:日本の不動産市場の拡大「透明性とJリートがカギ」

不動産情報サービス・投資会社の米 ジョーンズラングラサール(東京都千代田区)の犬間由博アソシエイ ト・ダイレクターは、日本の不動産市場の活性化には、情報開示による 透明性向上や日本版不動産信託(Jリート)の成長が必要との見方を示 した。29日のインタビューで述べた。

-日本の不動産市場の透明性について:

「日本の不動産のかなりの部分は大手デベロッパーや保険会社な どの機関投資家が所有している。透明性を上げるにはこうした企業によ る情報開示が必要だ。ただ、現状では競合他社に自分の状況を知らせる だけで何のインセンティブにもならず開示が進まない」

「Jリートは物件の取得価格やキャッシュフローの見込みなどが 開示されており素晴らしい。ただ、日本語の開示が大部分なのが残念だ。 もっと英語でも開示をした方がいい」

-情報開示によるメリット:

「情報開示で透明性が上がれば、分かりやすさからテナント入居や 海外からの投資資金の流入も期待できる。長期的にみれば大手不動産会 社にとってメリットだ」

-Jリートに求めるもの:

「Jリートに対するスポンサー(設立母体)の影響力は大きく、保 有物件よりその存在がJリートの投資口価格(株価)や借り入れ金利に 影響するというのはゆがんだ形だ。透明性を上げるためにもスポンサー から独立、自立していくことが必要だ」

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