ブラジル株:ボベスパ指数はほぼ変わらず、欧州債務危機の悪化懸念で

29日のブラジル株式市場では、 指標のボベスパ指数はほぼ変わらずで終了。JPモルガン・チェース が同国株の投資判断を引き上げたものの、欧州の債務危機が悪化する との懸念から売りが優勢となった。

国内製鉄最大手のジェルダウと同2位のウジミナスはともに2% 余り下落。ブラジル最大のケーブルテレビ会社NETセルビソス・ジ・ コムニカサンは2.1%安。電話会社エンブラテル・パルチシパソンエ スがこの日に予定していたNET株の入札を10月7日に延期したこ とが嫌気された。一方、イタウ・ウニバンコ・ホールディングを中心 に銀行株が買われ、相場全体の下げは回避された。

ボベスパ指数は前日比ほぼ変わらずの69228.24。同指数構成銘 柄の値下がりと値上がりの比率は約2対1。欧州の高債務国が財政赤 字の削減に苦慮するとの懸念から米株式相場が下落した流れで、この 日のブラジル株相場はもみあいとなった。6月30日からの同指数の 騰落率はプラス14%と、四半期ベースでは1年ぶりの高い上昇率とな る勢い。通貨レアルは0.2%高の1ドル=1.7031レアル。