トリシェECB総裁:新銀行資本規制、改革後の金融制度の「要」に

欧州中央銀行(ECB)のトリ シェ総裁は、新しい銀行自己資本規制「バーゼルIII」は改革後の金 融制度の「要」となるとの見解を示した。

トリシェ総裁は29日、ブリュッセルでの夕食会のスピーチで、 バーゼルIIIは「世界の最低基準であり、各国の規制当局は適切と判 断すれば、より厳しい基準を設けることができる」と語った。また、 移行準備により、銀行は回復を危うくすることなく新基準を満たすこ とが可能だと指摘した。

バーゼルIIIの下、銀行はリスク資産に対する普通株などの自己 資本比率を、状況悪化時に備えた上乗せ基準2.5%を含め最低でも 7%に維持するよう義務付けられる。この上乗せ基準を満たさない銀 行は配当を支払えなくなる。

トリシェ総裁は「システム上重要な金融機関が引き起こし得るモ ラルハザード(倫理観の欠如)を減らす」ことなど、銀行が改革の 「勢いを維持する」ことが重要だと語り、大手銀行の「衝撃吸収能力」 を高めるよう規制当局に呼び掛けた。

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