欧州株:下落、債務危機と景気減速を懸念-決算失望でH&Mに売り

欧州株式相場は下落。ソブリン 債危機が続くなか、スウェーデンの衣料品小売り、ヘネス・アンド・ マウリッツ(H&M)の6-8月(第3四半期)決算が失望する内容 だったことを背景に、景気減速懸念が強まった。

H&Mはこの日発表した6-8月期決算で粗利益が減少したこと を明らかにした。英石油会社BPは上昇。同社がメキシコ湾の原油流 出事故で和解に向けて取り組んでいると報じられたことが買いにつな がった。ドイツの日用品メーカー、バイエルスドルフも大幅高となっ た。同業の米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が買収に関 心を示したことが手掛かり。

ストックス欧州600指数は前日比0.5%安の261.02で終了。 7月以降の上昇率は7.3%となった。5月に付けた直近の最安値から は12%上げている。

F+Mフィナンシャル(フランクフルト)で1億5000万ユーロ 相当の資産運用に携わるイエンス・フィンクバイナー氏は、「欧州に はまだ多くのリスクがあるほか、域内の債務危機は終わっていない」 と指摘。「一部決算は依然として予想を下回っており、一連のニュー スは相場を押し上げるほど明るいわけではない」と続けた。

29日の西欧市場では、18カ国中13カ国で主要株価指数が低下 した。

H&Mは6.5%下げた。同社の6-8月期利益は23%増と、市 場予想に届かなかった。

BPは3.9%上昇。AP通信によると、BPは米当局と和解に向 けて協議している。ルイジアナ州選出のスカリーズ下院議員(共和党) の話を引用して報じた。バイエルスドルフは4%高となった。