9月のユーロ圏景況感:103.2、08年来の高水準-予想外

9月のユーロ圏景況感は予想に反 して改善し、2008年1月以来の高水準となった。救済の必要はないと 市場を納得させるため各国政府が取った厳しい歳出削減を、企業や消 費者は乗り切っているもようだ。

欧州連合(EU)の欧州委員会が29日発表した9月のユーロ圏景 況感指数(速報値)は103.2と、8月の102.3(改定前=101.8)から 上昇した。ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト28人を対象にま とめた調査では、中央値で101.3が見込まれていた。

コメルツ銀行(フランクフルト)のエコノミスト、シモン・ユン カー氏は「景況感は今後、緩んでいくようだ」と述べ、「今年7-12 月(下期)の成長はある程度減速するだろうが、むしろこれは正常だ。 われわれは楽観的な見通しに対して慎重な姿勢を維持している」と語 った。

欧州委が同時に発表した9月の消費者信頼感指数改定値はマイナ ス11と8月から変わらずとなったものの、小売業の景況感はマイナス 1と、8月のマイナス3から上昇した。製造業の景況感はマイナス2 で前月のマイナス3から改善、サービス業は8(前月は7)に上昇し た。