ビニスマギECB理事:新銀行規制には無視できない副作用-講演

欧州中央銀行(ECB)のビニス マギ理事は29日、バーゼル銀行監督委員会がまとめた新たな自己資本 規制には金融政策への無視できない副作用があるとの認識を示した。

同理事はイタリアのミラノで講演し、いわゆる「バーゼルⅢ」の 恩恵が「直接的なコストを上回る」ものの、ECBは「金融政策が伝 わるメカニズムからオペレーションの枠組みの幾つかの側面との相互 作用に至るまで、広範囲に及ぶ課題」に対処する必要があると述べた。 「提案されている規制には当然、無視できない副作用がある」と続け た。

同理事は、バーゼルⅢの履行が「市中銀行の投資行動を変える」 とも指摘。銀行にとって中銀からの資金借り入れの魅力が高まるとし、 銀行の国債需要拡大につながるだろうとしている。ECB資金への需 要が膨らめば、リファイナンス公開市場操作(オペ)の金利を押し上 げる公算があるという。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE