M&A急回復、7-9月は2年ぶり活況-BHPやインテルがけん引

企業の合併・買収(M&A)が7 -9月(第3四半期)に急回復を見せている。相次ぐ大型買収を受け て今年のM&A総額は2009年実績を上回る勢いだ。

ブルームバーグの集計データによると、第3四半期に発表された M&Aは総額5626億ドル(約47兆円)と、2年ぶりの高水準。英・ オーストラリア系の鉱山会社BHPビリトンはカナダの肥料メーカー、 ポタシュに対し400億ドルの敵対的買収案を提示。仏サノフィ・アベ ベンティスは少なくとも185億ドルを投じて米ジェンザイムの買収に 乗り出している。米インテルはセキュリティーソフトメーカー、マカ フィーを77億ドルで買収すると発表。これはインテルとしては最大の 買収。

ポタシュ側のアドバイザーを務めているバンク・オブ・アメリカ (BOA)のM&A担当グローバル責任者、ジェフリー・カプラン氏 は「第3四半期のM&Aは好調だった。予想を上回る活況だ」と述べ、 「比較的大型の案件が相次いで幅広く回復する可能性が見られる」と 指摘した。

ブルームバーグ・データによると、総額3兆ドル近い企業の手元 資金が原動力となり、M&A総額は前年同期比で59%増加した。借り 入れコストが過去最低水準にあることもM&Aの追い風。S&P500 種株価指数の今月の上昇率は、9月としては1939年以降で最高となっ ている。30億ドルを超えるM&Aの件数は第3四半期に倍増した。

通常なら1年で最も低調な第3四半期に取引が急増したことで、 今年1-9月期のM&A総額は1兆4800億ドルに上っている。09年 通期は1兆7600億ドルだった。第3四半期は今年の総額の約38%を 占めている。

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