仏銀傘下ニューエッジもアジア重視-人材争奪で給与高が悩み

フランスの銀行、ソシエテ・ジェ ネラルとクレディ・アグリコルのCIB部門の合弁証券会社、ニュー エッジ・グループは、アジアの営業担当者として今後1年に少なくと も50人を採用する計画だ。同地域の事業を拡大する。

同社のアジア太平洋地域責任者、ローラン・クニン氏は28日に シンガポールでインタビューに応じ、「危機後しばらくは最低限の人員 でやりくりしなければならない時期があったが、今は顧客と接し事業 拡大に役立つ部門を積極的に強化している」と語った。

ニューエッジはアジアで現在約475人を雇用している。高成長の 中国とインドを最重要市場と位置付けていると同氏は語り、「目標は、 全社の収入に占めるアジアの割合を現在の10-15%程度から拡大す ることだ」と述べた。ただ、目標比率は示さなかった。

アジアの成長が米欧を上回る中で、米JPモルガン・チェースや スイスのジュリアス・ベア、UBSなどもアジアで人員を増やしてい る。

クニン氏によれば、成長の最大の妨げの一つはアジアでの人件費 上昇だ。「人材争奪合戦が激しい。過去に退却した会社が挽回(ばんか い)を図っているからだ」として、「給与は以前に比べて約20%も高 くなった。この人材獲得競争が当社の採用の進展を遅らせている」と 話した。

同社はアジアで、香港とシドニー、東京、シンガポール、台北な どに拠点を持つほか、中国では中信集団(Citicグループ)との 合弁会社を持つ。

米JPモルガンはアジアのプライベートバンクの人員を今年約 40%増やす計画。東南アジア最大の銀行、DBSグループ・ホールデ ィングスは今後5年で2億5000万シンガポール・ドル(約160億円) を投じて中国、インドを中心に域内事業を強化する方針だ。

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