米S&P500種の今月の上昇はショートカバーにあらず-ビリニー

米S&P500種株価指数は今月、 9月のパフォーマンスとしては1939年以降最良となっているが、米 国株下落を見込んだポジションが実は積み上がっている。米ビリニ ー・アソシエーツが指摘したもので、これまでの株高が空売り(シ ョート)の手じまいによるものではなかったことを示唆している。

同社の集計データによると、米国の全銘柄の信用売り残の比率 は3.8%で、この比率は今年これまでで最高だ。

相場が下落するとみる投資家は株式を借りて売り、下がったと ころを買い戻す。こうした投資家はショートを手じまう際に株式返 却のための買い戻しを迫られるため、株価を押し上げる傾向がある。 しかし、今月に入って上昇率が最も大きかった米銘柄の10%で、シ ョートポジションも顕著に増えているとビリニーは指摘する。

同社のアナリスト、ケビン・プレイネス氏は「9月の相場上昇 の一因はショートカバーだとの弱気派の見方に疑問符が付く」と28 日付のリポートに記した。

S&P500種は今月これまでに9.4%上昇。このままいけば、9 月のパフォーマンスとしては過去71年でベストだ。

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