アジア株:上昇、中国の製造業拡大を好感-テクノロジー・素材株高い

29日のアジア株式相場は香港と日 本の株価指数主導で上昇した。中国の9月の製造業活動が2カ月連続 で拡大したのが手掛かりとなったほか、日本銀行が発表した企業短期 経済観測調査(短観、9月調査)の先行き判断が悪化し、日銀が追加 金融緩和に踏み切るとの観測が広がった。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後3時38分現在、前日比

0.7%高の127.45。

新韓BNPパリバ・アセット・マネジメントのファンドマネジャ ー、チュ・ムンソン氏(ソウル在勤)は、「投資家は各国中銀が引き締 め措置を先送りするか、引き締め策の程度を縮小するとの確信をさら に強めている」と指摘。「中国の力強い成長は依然として変わらない」 と話した。

日経平均株価の終値は前日比63円62銭(0.7%)高の9559円38 銭。

アジア最大の半導体メーカー、韓国のサムスン電子は3.6%高。 同業のハイニックス半導体は2.3%高。ラップトップ型パソコン世界 最大手、台湾の宏碁(エイサー)は1.7%高。エイサーは米グーグル の基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載したタブレット型端末を 生産する計画を明らかにした。

9月のHSBC中国製造業購買担当者指数(PMI)の発表をき っかけに素材株が中国、香港で上昇。中国最大の銅生産会社、江西銅 業と軽金属供給で国内最大手、中国アルミ(チャルコ)は香港と上海 の市場でそれぞれ4%余り値を上げた。