任天堂:「3DS」発売は商戦後、業績予想を下方修正

任天堂は携帯ゲーム機最新作で、 裸眼で立体映像を楽しめる「ニンテンドー3DS」を来年2月26日に 国内で発売する。価格は2万5000円。29日に千葉・幕張メッセでのイ ベントで岩田聡社長が発表した。欧米などでは来年3月に発売予定だ が、価格は未定。年間最大の商機である歳末商戦の後での発売となる。 これを受けて今期(2011年3月期)業績予想を下方修正した。

任天堂は3月に、今期中の3DS投入を発表し6月に米国で実機 や対応ソフトを公開していた。岩田氏はイベントで、3DSでの通信 機能強化を強調。DSは現在でも、外出中に同じゲームを遊んでいる ユーザー同士がデータ交換し交流できる「すれ違い通信」機能を持つ が、3DSではハードが休止中でも自動的に各種のゲームデータを交 換可能にする、などと語った。

DSシリーズの前期の販売台数は前の期比13%減と、04年の発売 以来で初めて落ち込んでいた。今期は同11%増の3000万台と反転を見 込んでいたが、29日の業績修正で2350万台に切り下げた。今期中の3 DSの販売予想は400万台。

3DSについて、東海東京調査センターの角田佑介アナリストは 今年11月に国内で発売され、価格を2万円前後と予想。CLSAアジ アパシフィック・マーケッツのアナリスト、アツール・ゴーヤル氏は 販売価格を199 ドル(約1万6700円)-299ドル(約2万5000円) と予測していた。

任天堂の株価は朝方から続伸して推移していたが、イベント開催 中に、3DSの発売日などの情報が伝わると急速に値を上げた。しか し、その後に岩田社長が発売日と価格について発言すると急反落し、 終値は同890円(3.7%)安の2万3010円。

岩田氏は3DSの価格などを発表する前に、任天堂は人気ソフト 「スーパーマリオブラザーズ」と既存のDS機種をセットにしたパッ クを、10月28日に1万8000円で発売することを明らかにしていた。

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