韓国勢に競り負けの芝浦メカ株が安値接近、円高響き業績を大幅減額

液晶用製造装置やDVD成膜貼り 合わせ装置などに強みを持つ芝浦メカトロニクス株が一時、前日比

5.5%安の277円と急反落。9月3日に付けた年初来安値の274円に迫 った。円高・ウォン安傾向が続き、韓国の競合メーカーに受注を奪わ れるケースが増えている。価格競争も激しく収益性も低下、28日付で 通期業績予想を減額修正したため、売り圧力が増した。

減額修正後の2011年3月期(通期)の連結純利益予想は4億5000 万円。前期の18億円の赤字からは改善するとみるが、前回予想(20 億円)からは78%の減額修正だ。同社広報担当者によると、中国の液 晶パネルメーカーの設備投資の実施時期が想定より遅れている上、ウ ォン安を好機と捉え、価格攻勢を強める韓国勢に競り負けるケースも 続出、同社が受注しても採算は悪化しているという。

バークレイズ・キャピタル証券は28日付で、芝浦メカ株の目標株 価を500円から460円に引き下げた。中名生正弘シニアアナリストは、 「株価は受注回復が確認できるまでは反発は鈍いとみられるが、来期 回復基調が確認できれば、戻す可能性がある」と指摘している。投資 判断は「オーバーウエイト」で据え置いた。

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