米住宅市場は底入れ、緩やかに回復へ-指数共同開発者のケース氏

米スタンダード・アンド・プアー ズ(S&P)/ケース・シラー住宅価格指数の共同開発者カール・ケ ース氏は、米住宅市場は底入れし、景気回復ペースがなお鈍いなかで、 緩やかに持ち直すとの見通しを示した。

7月の全米20都市の住宅価格指数は前年同月比で3.2%上昇と、 3月以来の低い伸びにとどまった。同指数は3カ月の平均であるため、 7月の数字には、税控除措置の効果とみられる5、6月の販売の影響 が含まれている。

米ウェルズリー大学の名誉教授(経済学)であるケース氏は28 日、ブルームバーグラジオの番組「ブルームバーグ・サーベイランス」 の司会者、トム・キーン氏とのインタビューで、住宅価格は「急降下 が止まり、底近辺で推移している」と指摘。「価格の大幅下落や金利低 下、住宅ローン金利を低水準に維持するための政府による住宅ローン 担保証券(MBS)の買い入れ、与信」などにより、価格の落ち込み が終息に向かっているのは「驚くことではない」と述べた。

政府による初回の住宅購入者向けの最大8000ドルの税控除措置 は、昨年の終わりから今年初めにかけて住宅需要を一時的に押し上げ た。住宅購入者が4月末までに契約し、6月末までの所有権の移転完 了が条件だったが、手続き完了期限は今月末まで延長された。

ケース氏はまた、「経済成長の復活がない限り、向こう数年間に大 幅上昇すると予想する向きはいないだろう」と語った。